グローバルメニューをジャンプしてコンテンツへ移動するためのスキップリンクです。

メニュー

日本知的障害者福祉協会

文字サイズの変更

スマートフォン用のグローバルメニューをジャンプできます。

  • 権利擁護
  • 職場で取り組む障害者虐待防止研修のためのグループワーク教材

権利擁護

職場で取り組む障害者虐待防止研修のための
グループワーク教材

 障害者福祉施設等は、利用者の人権の擁護、虐待の防止等のため、虐待防止責任者をおき、虐待防止委員会を設置する等必要な体制の整備を行い、その従事者に対し研修を実施する等の措置を講ずるよう努めなければならないこととされています。また研修を実施する際は、障害者虐待防止法に関する基本的な理解を得た上で、人材育成の研修を計画的に実施していくことが望ましいとされます。  
 これまで虐待防止研修を計画する時は、内容として「障害者虐待防止法の理解と対応」(※)の学習や「チェックリスト」の活用などが行われてきましたが、グループワークに取り組み、障害者のニーズを汲み取るための視点などを養うことも研修の種類の一つです。
 このグループワーク教材は、障害福祉サービス事業所が職場単位で取り組む「虐待防止研修」などでご活用いただけるように作成いたしました。特徴は、 <事例>を通じて話し合うことにより、参加される職員が気づきを得やすいように工夫されていることです。
 支援の現場では、職員が過度のストレスを抱えていること、職場で孤立していることも、虐待が起きやすくなる要因のひとつと考えられます。職員が一人で悩みや問題を抱え込んで、孤立することを防ぎ、職員同士が支え合う風通しのよい職場づくりを進めることも大切でしょう。
 私たちの日々の実践が、利用者の豊かな暮らしにつながり、権利を擁護する取り組みとなって、「虐待防止から、よりよい支援」へと向かいますように、本教材がお役に立てれば幸いです。

 公益財団法人 日本知的障害者福祉協会
権利擁護委員会

(※)「障害者福祉施設、障害福祉サービス事業所における 障害者虐待防止法の理解と対応」
(職場内研修用冊子 令和2年10月改訂版 厚生労働省)